ずぼらがそこそこ素敵に暮らすには

予備知識のない人がショールームで今主流の住宅設備を見た率直な感想がとてもためになった話  ②洗面化粧台編

 

 我が家ではメジャーどころのメーカー品を使わない予定です。

なんですけど、ショールームに行けば水周り商品一通りありますので、夫に商品を見せて反応をみたい一心で、夫を引き摺り回して見てもらいました。

今回は私の心に刻まれた夫のセリフを元に「予備知識のない人がショールームで今主流の住宅設備を見た率直な感想がとてもためになった話  ②洗面化粧台編」

行ってみよー

 

「え!?人工大理石ってプラスチックなの??」

私が、「これは人工大理石の洗面ボウルだよ」と説明すると、夫は えっ!?と言う顔をして洗面ボウルを触り、コツコツと指で鳴らしてみて、上記のようにのたまった。

 

あ、えーと。うん、そうです。素材的には樹脂だからね。

そうね、よくないねこのネーミング。人工って付ければなんでも許されるのかっていうギリギリのラインを攻めすぎている。

だって大理石って石じゃないですか。ストーン。模様の美しいストーン。

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大理石といっても種類は果てしなく多いよ!私は有名なのしかわからない

そこを踏まえて、人工大理石と名乗るメーカーの洗面ボウルは果たして大理石らしさをどこに見てとればよいのか。

その線でいくと人工いくらって結構いくらっぽいですよね。確かに人工いくらと呼ぶにふさわしい。

私は改めてメーカーの人工大理石のボウルと向き合った。

間違いなく大理石っぽさはない。

 

 あたたは誰?

私はプラスチック、人は私を人工大理石と呼ぶ・・・(ぷるぷる)

やっぱりあなたはプラスチック・・!(最初からプラスチックだと思ってたよ!)

 

 人工大理石本人も、大理石の代理の重圧を感じていると思うよ。

そろそろ解放してあげてもいいのかもしれない。

 面白いもので、本当に大理石っぽいと思ったことはないのですけど、ああいった素材を人工大理石と呼ぶことに慣れ過ぎてしまって、ただの名詞になっているから違和感というものはないのですよね。

商品名ってよっぽど詐欺的なもの以外は、一般消費者への商品説明の用語としてどうなのかって議論されることはないのですが、誤解を与えるようなネーミングは世の中に溢れている。

 実物を自分の目で確認することは何においても重要なことだわ。と改めて思った次第。 

 

 

「三面鏡はいやだ」

 嘘だ!!

みんなが大好きな三面鏡がダメなの!?

 

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そうすると夫のごちゃっとしたグッズはどこへ収納すればよいのだ・・

いや、結構びっくりしました。完全に理系で合理的な人なので、三面鏡とかむしろ大好きそうだと思っていたから。

なんでダメかと申しますと、①扉開けたら鏡見れないから。

あー、その発想なかった。閉めれば見れるからさ。

でも後ろ見れるんだよ?すごくない?

とかいろいろ説明してみたのですが、

②洗面台とは手や顔を洗うことが第一の機能だから、収納になっている分飛び出ていて邪魔。だというのだ。

あー、わかる。というか、あなた設計やってる?というくらい、いいポイントだ。

三面鏡の出っ張りはかなりのウィークポイントです。

だって顔を洗うのに頭を下げて、またあげるとき後ろに目はないですから、きちんとクリアできる寸法がなければぶつけてしまう。危ないです。

メーカのセット品は頭のいい方達が安全に、安全に設計しているのでそこはばっちりクリアしているのですがね。造作で設計するときなんかは本当に気をつけるべきポイントです。

夫は心配性なので当たらないとわかっていても心配になるらしい。

そうなのか、顔を洗うときに心配したことがなかったよ。反省します。

 

そんなこんなで、我が家では三面鏡採用ならず。

でもいいの。造形的なことをいえば一面鏡の方がすっきりしていて美しいですから。

あとね、安い!(それだ!!)

全然違う。メーカーの三面鏡は幅が900mmもあれば定価で軽く10万以上します。

でも一面鏡はその辺のホームセンターでも安く沢山売っているし、サッシ屋さんでサイズオーダーしてもキャビネットほど高くないし、IKEAだったらとっても素敵なデザインで1万円余裕で切っちゃいます。

顔を洗うときに三面鏡の出っ張りが気になるかもしれない方、毎日のことなのでキャビネットではないミラーにしましょう。 

 

 

「このくらいだったらまあ大丈夫だけど」

プラスチック、いや人工大理石の洗面台にノーを突きつけてきた夫。

じゃあどのくらいならいいのかな、そう思って、いろいろショールームを見て周り、

クォーツ天板の洗面台を見て発した言葉だった。

クォーツ天板とは??

水晶を砕いて再形成して加工した天板。原料は90%以上は水晶であることが多い。

ブランド品も好まず、特にこだわりの品々ではないもので身を固め、普段からお金を使った娯楽に一切の興味がない夫。

なのに・・・

 クォーツ天板の洗面台なんて最高級品が、やっと許容範囲とは・・・

どこのセレブかしら??

なんなのだ。じゃあそれ採用するしかないか・・・?

ってそんなわけない。無理だ。無理っていうかそもそもない話だわ。

だって普通の人ってバーキン買わないですよね?そういう感じだ。

クォーツってバーキンだから。(個人的感想)

庶民の間では、そういうのあるんだね、っていう話題になるだけのやつだ。(個人的感想)

 

なんだ、夫って結局高級志向なの?って誤解されると困るので最後に主張します。

夫が、「これが一番いい!これこそ洗面台だよ!」

そう言って指差したのは、そう、陶器!!

昔ながらのやつです。

わかる!!私も陶器が大好きだ!

可愛くもあり、かっこ良くもあり、耐久性も、コストパフォーマンスも完璧だ!

全部陶器のやつにしましょう!

 

こうして平和な結論に落ち着いたのでした。

 

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最近は水周りにダークな色が流行中。水垢の掃除が大変そうだけど、かっこいいですよ。