ずぼらがそこそこ素敵に暮らすには

しまむらで買った座布団に感動!自作カバーを付けたら我が家にぴったりになった話

和室が減りゆく日本。

比例するように減りつつあるのが座布団ではなかろうか。

そんな世の中で、我が家は夫の強い希望により座布団を導入した。

今のところ4枚。まだ増えるかも。

座布団って!

そこはクッションやろ!という時代にね。

 

今回は世の流れ的に、とっても需要がなさそうな座布団について書いていこうと思います。

 

和室には座布団が必要だ

 新居で必要なものはそこそこある。

お金は有限なのでリスト化し、優先度で分類し順次購入する。

選ぶのは私だ。

だからわたしのペースでしかお買い物が進まない。

それはもう時空が歪んでいるのかと思うほどにスローペースであった。

私のやることに一切不満を表明したことがない夫。

しかし、希望があると控えめに私に伝える。

「座布団いるかもね。」

こんな感じだ。

こんな感じだと、あれですよね、スルーされちゃう。私に。

するとまた、

「座布団あるといいかもね。」

うむ。そうかもね。

心のメモに刻む私。

しかし心のメモは失くしやすい。(案の定失くした)

すると、

「座布団探してるの?」

スマホで熱心に洋裁用の布を検索する私にこんな声を掛けてくるようになった。

新居で必要なものリストに何度も座布団を上げようとする夫。

そんなに座布団が欲しかったのか。

私はようやく重い腰を上げた。

私は座布団にこだわりがないのでとりあえず近場のしまむら

 

実物を見て買いたい。

中身のしっかり詰まったやつがいいから。  by夫

 

何と、座布団の理想の形まで定めていた夫。

ネットではなく触って確かめなくてはならないらしい。

そんなにこだわりがあったなんて!

これは大変申し訳なかった。

行きましょう!どこまでも探しましょう!

とりあえず自転車で5分のしまむらへ。(近場!)

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しまむら行くよ〜
しまむらで運命の出会い

近所のしまむらはまあまあ大きい。

一直線に座布団コーナーへ突き進む夫。

やる気に満ちている。

座布団コーナーは流行っていないのかそれほど大きくは無かったが、いくつか種類が選べそうだ。夫に、

「好きなの選んでいいよ!」

そう言い残して、リネンコーナーを少し物色。

振り返ると、むんずと座布団を抱えた夫がいた。

「これにする。」

一欠片も迷いのない目をしてこう述べた。

早い…!!

夫は比較検証に結構時間を使うタイプなのに。

スーパーでは桃を20分くらいかけて選抜してるのに。

 私も夫の選んだ座布団をおもむろにさわる。

「こ、これは…!」

むっちむちだった。

すばらしい弾力。

笑点にも使えるのじゃないかというくらい張りがある。

はやく…!早く座ってみたい!!!

そう思わせるオーラを発していた。

どこまでも青いオーラだ。

それでいて、ポップだ。

かわいらしいと言った方がいいのかな?

いや立派でもある。

そう、それは立派な、日本一の富士山の柄だったのだ。

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どーんっ!
カバーの布にはこだわりがあるのでユザワヤ

座布団は決まった。

座布団を買いに行くまでは、夫が訴えを起こしてから約2ヶ月。

しかしその翌日には、カバーを作る材料調達のため、我々はユザワヤにいた。

私は一刻も早く立派な富士山に雲隠れしていただきたかったし、

夫も真面目なのでカバーをかけていない座布団は使ってはならぬと思っていた。

利害が一致したのである。

ちなみに座布団の奇跡は続き、私も運命的な布に出会う。

しかも、セール棚にあったので550円/mで。(あんまり布買わない方はわからないかもしれませんが安いのです。)

ファスナー式を作ろうかとも思ったけど、

座布団のファスナー買うなら洋裁グッズ買いたいな〜と、

ファスナー代をケチることに決定。(ひどい)

座布団の布は550円/mで2mしか買っていないのに、なぜかユザワヤでのお会計は1万円を超えていて本当にびっくりした。

 

で。

ガガガガと縫って、

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こうなりました!

我が家の和室は柿渋色ですので結構しっくりきているかなと思います。

というかこの部屋を思い浮かべてこの布を選んだからしっくりきていなかったら、なんのためにユザワヤで1万円も使ったのかということになる。(座布団に関係ない布買ったからだよね?)

 

4枚の座布団のうち、2枚は1階の柿渋色の和室へ。

もう2枚は2階の青い和室へ。

青い和室の座布団の布は、なんか本当にケチって(またっ!)

大量にある私の布在庫から放出。

IKEAで昔買った布。

こんな感じ。

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抽象柄〜

まあよいでしょう。

幸いミシン大好きだからファブリックはいろいろ替えて楽しむつもり!

 

むっちりした座布団に思うこと

夫は座布団を購入して以来ずっと、座布団とともにいます。

基本的に和室でごろんとするのが好きなので、良き相棒が見つかってよかった。

これね、とってもいいんです。

しっかりした座布団で寝やすいし座りやすい。

私もとても気に入っています。

 

(どんな会社が作っているんだろう?)

ふとそう思って、

しまむらのタグに書いてある生産元メーカーを検索すると、

ホームページも無いような小さな工場。

こういった小規模の会社さんでもの作っていることってすごく多いし、突出した個性はないけれど、

とてもしっかりしたものを作っていたりする。

名もなき工場が持っている技術が日本を支えていて、ここをないがしろにし続ければ、よいものが少なくなるなーとじんわり絶望もする。

しまむらさんはこのメーカーさんからどんな風に仕入れているのでしょう?

いいお付き合いをしてくださっているといいなと願ってやまない。

また座布団が欲しくなった時に、同じものが買えると嬉しい。