ずぼらがそこそこ素敵に暮らすには

世田谷美術館「チェコ・デザイン100年の旅」に行った話① リフォーム妄想の燃料補給! 

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世田谷美術館内のレストランへ向かう通路は素敵すぎます。

 時々美術館に行くマリオです。以前に比べて美術館に行く頻度が激減してしまいましたが、久しぶりに行きたいなーと思い、世田谷美術館へ行ってまいりました。

場所がちょっと面倒なところにあるので行くのは初めて。

そしたら展示も建物も美術館のある公園もとってもよくて即お気に入りに!

少しでもその素晴らしさをお伝えできれば幸いです。

 

そもそも世田谷美術館自体が素晴らしかった!

 世田谷美術館は砧公園の中にあります。

どの駅からも離れていて、バスでのアクセスになりますのでちょっと行くのが面倒。

その代わりとても静かです。

静かで、緑豊かで、結構広い!

私は地方出身だから思うのかもしれませんが、東京って人口集中しているのに意外と都心部にめちゃくちゃ大きい公園が割とたくさんあり、いまだにびっくりします。

砧公園も広いし、綺麗に整備されていて公園としてもとても素敵でした。

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この先が世田谷美術館

建物も大きいです。勝手にこじんまりしたイメージを持っていましたので感動です。(感動の閾値がとても低い)

内装が、良い!

壁はベースに大理石のトラバーチン(ベージュ系流れ模様の大理石です)なので明るめ。そこにナチュラルカラーの木パネルが使われていて上品だけど親しみやすい、優しくナチュラルな雰囲気です。

良い良い!好きだ!

ホールがどーんと広くて階段がゆるりと配置されて、ガラス張り天井から自然光がそこに注いでいます。パネルの目と合わせてガラス張りに目が入っているのも私は好き。これは好き嫌いが分かれそうだけど。

 

そして美術館としては当たり前なのですが、作品保護のために展示スペースは自然光が入らないようになっている。

当たり前のようだけど、意外と自然光入る設計の美術館多くて・・・。あれどうしてなんでしょうね?

 

一番心打たれたのは通路です。

通路最高でした。ぜひ!通ってほしい…!

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タスペタリってこうやって使うとオシャレなのね…!

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冒頭の写真。これ良すぎる。

空間作りうますぎか!

通路がいいと唸っちゃうよね。

興奮が止まりませんでした。

私と夫の共通意見として、「家に廊下が欲しい」というものがあります。

無駄な空間、と最近は廊下を減らす間取りが多いのですけど、場面展開のための大事な空間ではないかなと思っているんです。こんな素晴らしい空間作りは難しいけど、生活空間の区切りとして廊下はぜひ取り入れて、通るのが嬉しくなる場所にしたいな。と改めて思いました。

 

 

ベンチがめちゃくちゃ多いです!

すきあらばベンチ!椅子!しかも自然に空間と馴染んでいる!

写真は撮れなかったのですが、他の空間にも多数ベンチあります。

ふと疲れた時にすぐ座れますし、好きな場所で座って建築や庭園を眺めることができます。実はベンチもなんとか家に取り入れたいなと思っているものの一つ。

やっぱりいいね!

 

私は建築業界が短いので全く偉そうなこと言えませんが、建築って思いやりと設計者の希望(意図)のすり合わせがすごく肝なんじゃないかと思っております。

かっこよさに突き抜けた空間もいいのですが、私は人としての優しさを感じる建築が好きです。ベンチってともすればダサくなる可能性も大いにあるのですけど、多用途で、全ての人を受け入れる優しい道具です。(私の妄想か?)

たくさん綺麗に配置された空間はなんだか優しい。

 

世田谷美術館、私の好物だったようです。

チェコの話には一言も触れず、まさかの②へ続く!