憧れの美ヶ原高原の王ヶ頭ホテルへ!⑤【松本旅行(2019.0905~06) 】
美ヶ原高原から松本駅への帰り道
私:いいとこだったね、また行こう!
夫:うん!
我々は清々しい気持ちで美ヶ原高原を後にした。
こんなに素晴らしいところなのに松本駅までは車で1時間余り。
運転手は私。夫はペーパードライバーだから。
急な坂道を慎重に進んで行った。
しかし、異変はすぐに訪れた。
私:ねえ、大変申し上げにくいんだけど・・・
夫:どうしたの?
私:眠くなっちゃった。
私は運転すると90%以上の確率で眠くなっちゃう人間なのだ。
今は実家で近所に行く時以外は一人で車に乗らないようにしている。
私:このままだと寝てしまう・・・。何か面白い話して!
夫:もう面白い話なんて残ってないよ、頑張って!
私:そっか。じゃあ今日が二人の最後の日になるかもね。ありがとう、楽しかった。
夫:ちょっと待って・・・(一生懸命考える夫)
私は旅先でレンタカーを借りて運転する度に眠くなる。
夫はその度に面白い話を要求され続けており、もう持ち玉がないようだった。
しかし頑張ってもらわなくてはならない。
私:インドは?インドの話!
夫:インドか・・・
私は夫のインドの話が好きだ。
神経質な性格なのに、前職の会社の仕事でそこそこ長めのインド生活を送り、全くインドに適応できなかった可哀想な夫。
前向きに何かを求めてインドに向かう人々とは相反するメンタリティでインドと立ち向かってきたその切ない日常は、私の心を惹きつける。
私:インド人の友達とかいないの?(一応聞いてみた)
夫:いないよ。
私:やっぱりかー。
そう。夫は人間関係が複雑であることを嫌うので不特定多数の付き合いは以てのほかなのだ。
交友関係は非常に限られている。ましてや好きになることのできなかったインド。友達はできなかったようだ。
私:じゃあ、仕事で一番仲良くなった人は?
夫:・・・あー、そうだね。ア**・****・******(←インド人のお名前) かな?
私:いるんだ!(←失礼) ア**・?何?発音できない!
夫:ア**・****・****** だよ。
私はしばらく頑張ったけど、結局発音することができなかった。
だけど、違う方向に脳みそを使ったお陰か、眠気を飛ばすことに成功した!!
私:その人は同じ部署?
夫:いや、その人は社員じゃないから。外部の協力会社のフリーのエンジニアみたいな感じ。
私:へー。(ようわからんけど。)今もそこにいるのかな?
夫:さあ?フリーだしいないんじゃない。インドに帰りたくないって言ってたから日本にはいるかもしれないけど。
ブレない。
一番仲良くなった人も、その後のことはさっぱり知らないらしい。
しかし、彼のおかげで私たちは無事松本駅に到着することができた。
ありがとう、ア□○・・? なんとかさん!
おやつ(?)にピザを食べて、
松本駅のミドリでお土産を買って、新宿行きの高速バスに乗り込み、旅は終わりました。
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